2019 BRM511 近畿300金沢 湯めどころ宇奈月

BRM511 近畿300金沢 湯めどころ宇奈月に参加した。金沢をスタートして宇奈月温泉を折り返し点にしほぼ富山県を横断するコース。4月に参加したBRM427と同じオダックス近畿のブルベで、福井を拠点に活動する福井藩が主催されている。

前日の夜に自宅を出発し3時間ほどかけて金沢市内の駐車場に移動し、車中で5時間程仮眠して4時に起床する。買い置きのおにぎりを食べ、着替えを済ませて自転車を組み立て準備を整える。天気予報は良好だったのでウェアは春夏用の薄手の長袖ジャージの下にスマートウールの登山用長袖アンダーウェア、ロングのビブタイツ、ショートフィンガーのグローブにした。ウィンドブレーカを兼ねゴアテックスの雨具をジャケットのみ携行する。気温も上がる予報だったのでドリンクのボトルはダブルにしてボトルケースに入れていた工具類はシートバッグに収納する。

電池の消耗が進み交換のたびに日付と時間設定が必要になってしまったコンデジは携行せず、スマホに防水ケースを被せて使用することにした。アマゾンで購入したケースは水中使用が可能と謳われているが防滴程度と考えた方が良さそう。古いiPhone6sなので画質は劣るがコンデジよりもGPSの捕捉は早いし自撮りもしやすい。

準備を終えてスタート地点の金沢駅東口に移動し受付を済ませる。人の疎らな早朝の駅前に反射ベストを装備した男たちが集まりてブリーフィングの開始を待つ。寒くもない気温で天気も朝から良い。5時40分からブリーフィングが始まり諸注意を聞くが、ゴールの受付開始を21時にしたのは行程をゆっくりと楽しんでもらいための配慮だそうだ。

BRM511 のスタートは金沢駅

BRM511 のスタートは金沢駅

ブリーフィングが始まる

ブリーフィングが始まる

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スタート〜PC2

車検を終え6時前にスタートする。金沢市街地を抜け富山県に繋がる国道304号に右折ししばらくすると道幅が広くなり、交通量も少ない快適な道路だった。最初は皆まとまって走っていたが県境の登りで散らばり始め、各自のペースに落ち着くようになり抜かれたり抜かしたりを繰り返す。峠を越えると合併により広大な面積になった南砺市に入り、峠を下った先の福光の道の駅でトイレを使う。ここも早朝なので利用者はまばら。道の駅からしばらく平野を東進し通過チェックの庄川町のコンビニに7時半ごろに到着する。

道の駅でトイレ

道の駅でトイレ

庄川町を進む

庄川町を進む

ドリンクを補充し購入したチョコ菓子をバックポケットに携行してコンビニを後にする。ダムを眺めながら庄川沿いの国道156号をゆっくりと登りながら進むと旧利賀村に入り、交通量が格段に減り人家もまばらになる。庄川を離れて道路の勾配がきつくなり、東中江の集落を過ぎたところで左折しさらに標高を稼いでいくと山の神峠のトンネルに差し掛かる。トンネルを通ると庄川支川の利賀川流域となる。

小牧ダムを通過

小牧ダムを通過

洞門を進む

洞門を進む

通過チェックのためクイズが設けられた坂上簡易郵便局に9時過ぎに到着する。クイズの答えの釣魚券の値段を確認しブルベカードに記入する。郵便局を出発してすぐ先に以前から訪れてみたかった砂防事業の記念モニュメントであるネパール風東屋と小屋があったので立ち寄って見学する。綺麗に整備、清掃されているがあまり使われてはいないようだ。

坂上の集落に到着

坂上の集落に到着

砂防事業記念

砂防事業記念

旧利賀村の中心部を通りトンネルを抜けると神通川流域に変わり、しばらく進んで峠を越え道が狭く路面が悪くなると富山市に入る。自治体界で道の状況が変わるのはよくあることで、山の住民にとっては重要な生活道路でも里の住民からしたら整備の優先度は低い。富山平野に下ると暑さを強く感じる。南に望む山塊は少し霞んでいるが天気は良い。PC1のコンビニに11時前に到着してドリンクと菓子パンを購入し、ボトルに補充してパンは走りながら食べることにする。ここからしばらくは右手に立山連峰の山々を眺めながら富山平野を東に進むがほぼフラットで眺望の良い区間だった。暑さが厳しくなりボトルが空になったので12時過ぎにコンビニに寄ってドリンクと菓子パンを購入する。平野の東端に近づくとアップダウンが多くなり黒部川沿いの長く緩い上りを終えるとPC2が設定された宇奈月駅。

富山市に入った

富山市に入った

常願寺川を渡る

常願寺川を渡る

PC2~フィニッシュ

14時過ぎに涼しい駅前でスタッフによる有人チェックを受ける。駅で売っていた名物らしい450円と高価な白エビコロッケを購入し、白えびを味わいながら駅内で休むがトロッコ電車の出発するタイミングで沢山の観光客が訪れていた。

PCを離れ、折り返し区間で行き交う参加者とエールを交わしつつ北に進むとサドルから違和感があり、確認するとサドルレールとシートポストの接合部のボルトに緩みが出ていた。レンチでボルトの緩みを直し再出発するが、この後ゴールまで5〜6回緩みを繰り返し増し締めが必要だった。作業の度にシートバッグを外す必要があり面倒だが致し方ない。ついでモバイルバッテリーからガーミンへの電源供給を始める。EDGE510は機能的には十分だが古くなってバッテリーが消耗したため200kmし持たなくなってしまった。黒部市街地を抜けると日本海に突き当たり海岸線を西に向かう。海岸に三脚に東に向けたカメラを据える人が多いが蜃気楼の撮影を狙っているらしい。

特急くろべが通過していった

特急くろべが通過していった

立山連峰を振り返る

立山連峰を振り返る

日本海に着いた

日本海に着いた

富山市のLRT

富山市のLRT

射水市に設定されたPC3には17時ごろ到着する。塩分不足を感じたので梅干しとドリンクを購入し補給する。出発後すぐに富山新港にかかる新湊大橋に到着。橋に上るためエレベータに乗りこみ自動車道の下に設けられた歩行者通路を歩いて港を越える。港に隣接する海王丸パークに立寄り少し休憩を取るが夕方となり過ごしやすくなってきた。

氷見に向けて西に進むと日が落ちるが西日に向かう区間は後続車から見えにくいのでちょっと怖い。県境の峠あたりで日の入りとなり、峠の下りでもサドルが緩み出したので自転車を停めて暗い中ボルトを締め直す。しっかり締めているのだがなぜ緩み出すのか解らない。

新湊大橋のエレベータは広い

新湊大橋のエレベータは広い

プロムナードを進む

プロムナードを進む

海王丸パーク

海王丸パーク

日が暮れ始める

日が暮れ始める

羽咋に設定されたPC4のコンビニには19時半頃到着し、カップヌードルとおにぎりを補給する。出発してすぐにまたサドルが緩んだので増し締めし、寒くなってきたのでレインウェアを着る。しかし直ぐに暑くなりサドルも緩んだので増し締めしつつウェアを減らす。ゴアテックスのレインウェアは気候的に若干過剰すぎたようだ。

この辺りかフロントがアウターリングに入らなくなるが、点検せずにディレイラーが緩んだのだろうと判断しフィニッシュも近いことからそのまま進んでしまう。帰宅後にクランクを締めるボルトが緩んでいたことが判り自身の注意力の低さに気がつくが走行中にクランクが外れたら事故やDNFの可能性もあっただろう。どこかに歪みが出てサドルの緩みとの関係もあるのかもしれない。

途中の清水で補給。後輪のリフレクタは結構目立つようだ

途中の清水で補給。後輪のリフレクタは結構目立つようだ

三国山キャンプ場でフォトチェック

三国山キャンプ場でフォトチェック

三国山のキャンプ場への小さな峠を登り通過チェックの写真撮影。後は金沢に向けて下るだけとなる。夜も更けてきたが市街地に入ると車が増えてくるので慎重に進み、フィニッシュが設定されたコンビニに到着する。到着しエナジードリンクを購入してレシートを取得すると22時前の時刻が印字されていた。

夜の金沢駅に戻り写真を撮る観光客の一人となる

夜の金沢駅に戻り写真を撮る観光客の一人となる

ゴール受付に到着

ゴール受付に到着

ゴール受付は金沢駅東側のビルに設定されいるので、スタート地点の金沢駅前を経由して少し迷いながら移動する。ビルの一室でレシートチェックを受けブルベカードを提出しオダックス近畿謹製のバッジを記念に購入し、運営の皆さんに御礼を伝え受付をご無礼する。景色の良いコースでブルベを開催されたオダックス近畿福井藩に感謝。

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