2023BRM408千葉400ぐるっと房総

2年ぶりの400kmのブルベへのエントリは、AJ千葉主催のBRM408千葉400ぐるっと房総。千葉県我孫子市がスタート/ゴールで、銚子、勝浦、館山、鹿野山と房総半島を巡るルート。後半に少し山岳があるけれども平地主体のプロファイル。2年前のブルベは暑さと疲労により早々にDNFしており、今回はぜひとも完走したい。

スタートは昼の12時なので朝はゆっくりと準備し、車でスタート地点の手賀沼親水公園に移動する。渋滞と駐車場の混雑が心配だったので早めに出発するが、余裕を持って到着し駐車できた。車から自転車を降ろしてスタート地点に集合し、受付を済ませてブリーフィングを待つ。

11時40分ごろからブリーフィングが行われ、第一ウェイブの車検が始まりスタートする。手賀沼沿いのサイクリングロードを経由し利根川沿いに東を目指す。

受付を済ませてブリーフィングの開始を待つ

スタートしてしばらくは手賀沼沿いのサイクリングロードを進む。空には雲が広がっている。

装備は春秋用の少し厚めの長袖ジャージとショートのアンダーウェア、ロングのビブタイツ、ショートフィンガーのグローブを身につけて、雨具と小物類をサドルバッグとフレームバッグに振り分けて携行する。小さな輪行袋を別の用件に使っていたので、古い大きめのタイプを使ったらサドルバッグに余裕が無くなった。

スタート後しばらくは参加者同士がまとまってで進むが、途中のトイレに寄った後にはぐれる。風向きは延々と向かい風と横風で、遮蔽物の無い利根川沿いに出ると風がさらに強くなる。右岸をしばらく走り川を越えて茨城県に渡り左岸のサイクリングロードを進むと、前走のグループに追いついたり、次のウェイブでスタートした方達に抜かされるようになる。利根川の景色は単調で面白味は低い。

PC1に14時過ぎに到着。向かい風が続いたにも関わらず良いペースだった。カップそばとおにぎりを補給するが、風が強くて少し寒い。

PC1を離れてしばらくするとやや南寄りに進路が変わり次第に向かい風が弱くなる。利根川を再び渡って千葉県に戻り、川から離れるルートになると風が遮蔽物に遮られるようになりだいぶ楽になる。銚子の市街地に入ると水気が顔に当たりだし路面も濡れている。少し前に雨が降ったようだ。

犬吠埼に近いPC2には16時半ごろに到着。どら焼きとわらび餅を購入して携行し、コースを離れて犬吠埼に向かう。

犬吠埼。夕方近くなり天気が悪くなったので観光客はまばらだった

犬吠埼で海を見ながらどら焼きを補給していると風が強くなり小雨が降り始めた。スマホで雨雲レーダーを確認するとしばらくは雨域が晴れないので雨具を装着する。強い雨は想定していなかったのでレインシューズカバーと雨天用のグローブは携行していない。夜に備えてサングラスのレンズをイエローに交換する。

ドーバーラインに入る頃に強い雨となる。サングラスのレンズが古いためかコーティングが雨でドロドロに溶けて要をなさなくなり、視界がぼやけて危ないので外す。イオンモールの手前で左折して交通量の少ない畑の中の道を進み、押し歩きで登った激坂の上でシークレットのPC。雨の中で待っていただき申し訳ない。

銚子の台地から九十九里平野に降りた後はひたすら平らな道。雨が降っているので恩恵を感じにくいけれども追い風なので楽に進める。

すこしずつ弱くなってきている雨の中を走り続け、2月の300kmのブルベの際に飲食店が多いことを確認していた九十九里町で夕食場所を探す。19時過ぎに海食堂九十九里倉庫に立ち寄り、食事可能かお店の方に聞き、雨具を脱ぎ頭や手の水気を拭いて入店する。店内ではストーブが炊かれているので暖かい。夕食はアジフライにご飯と味噌汁を選択。温かな料理と塩分がありがたい。焼き蛤をコンロで食べるのがおすすめのようだ。

食事を終えてお店を出ると雨足がだいぶ弱くなっていた。雨具を再び着て勝浦を目指す。夜が進み交通量が少なくなり、御宿に差し掛かる頃には月が見え始めた。気温は8度ぐらいまで下がったがそれほど寒く感じない。

22時ごろに勝浦のPC3に到着する。リアライトが暗くなっていたので電池を購入して交換。ホットコーヒーとスイートポテトを補給する。雨はほとんど止んでいたが寒いので雨具を着たまま出発する。

鴨川駅を通過

通過チェック1の千倉のコンビニには日が回った0時半ごろ到着し、黒糖わらび餅を購入して出発。10kmほど離れた通過チェック2の館山のコンビニには1時過ぎに到着し、ゴム手袋を購入して夜に備える。市内の24時間営業のすき家で牛丼と豚汁を補給し、出発時にゴム手袋に交換する。

ゆるゆると小さな山をいくつか越えて4時前に鹿野山手前のコンビニでホットコーヒーを購入して休憩。気温は3度ぐらいまで下がっており寒い。ここで4人の参加者と休憩が重なるが、それぞれのペースで出発。マイナーな田倉のルートから鹿野山に登る。

県道から分岐した後の林道はあまり手入れされておらず、落葉落枝、水たまり、逆さグレーチングもある荒れた路面で夜に通るルートでは無い。登るにつれて少しずつ明るくなり途中の道標に設定された通過チェック3には5時前に到着、後続の方と邂逅し少しお話ししてから出発する。別荘地を抜けて県道に入ると神野寺手前の急坂になり早々に諦めて押し歩きで進む。

夜が明けた

鹿野山神野寺を通過。明るくなった

鹿野山からの下山路は福岡口で、降り切った頃に今回一番寒い気温1度を記録。眠気が強くなり頭も脚も回らず力も入らない。その後二人の後続者にパスされ、上総アカデミアパーク手前の急坂も押し歩き。

養老川を渡る

6時ごろにアカデミアパークにあるコンビニに立ち寄り、コーヒーとハンバーガーの朝食を食べ休憩を取ると少し楽になった。

気温が上がり始め、途中でボトムのみ雨具を脱ぎグローブも交換する。天気良く暖かい。市原のコンビニに設定された通過チェック4には7時半ごろ到着する。その後台地を下って平地に入ると次第に向かい風が強くなる。気温が上がって暖かくなり再び眠気が強くなったので、途中の日当たりの良いコンビニの壁に背を預けて30分ほど仮眠する。少し元気になった。

この先は土地勘がまったく無いのでガーミンのナビを頼りに数回の小さなコースミスをしながら進む。最終の通過チェックへの到着は10時半前。市街地を離れると向かい風が強くなる。

手賀沼に戻ってきた

手賀沼の周りは風が強く進まない。12時過ぎにゴール受付が設置された水の館に到着しブルベカードを提出する。レシート、写真とも揃っていたので認定され2年ぶりの400kmブルベが完走できた。

今回も良いブルベを運営いただいたAJ千葉の皆さんに感謝する。

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