フェリーに自転車を載せて屋久島と種子島(その1:屋久島一周) -2022-1-8

2022年の成人の日の連休を利用して、鹿児島からフェリーに自転車を載せて屋久島と種子島に渡りライドしてきた。ロードバイクで屋久島を一周し、種子島を縦断する2泊3日の行程。

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1日目 鹿児島港〜屋久島安房

鹿児島市から屋久島に渡るフェリーは1日2便が運航されている。8時30分に鹿児島港を出港するフェリー屋久島2は宮之浦港に直接向かう直行便で昼過ぎに着く。もう一便のフェリーはいびすかすは、夕方に谷山港を出港し西之表港に停泊した船中で一泊し、早朝に宮之浦港に到着する。朝から1日屋久島を楽しむことができ、運賃はフェリー屋久島2よりも安い。

今回はフェリー屋久島2を選択。8時前に南埠頭の旅客ターミナルに到着して乗船手続きを済ませる。2等運賃は5,200円で、輪行袋に入れた自転車は手荷物扱いで900円となるが輪行せずに車両甲板に載せても同額らしい。8時過ぎにタラップを通って乗船し輪行袋はロビー前の床に置かせてもらう。本人は3F展望室のソファでまったりと過ごす。

南埠頭旅客ターミナルから出発

船内では海亀が飼育されており、誰でも見学できる

うどんで昼食を摂る。昼前の営業時間は11時15分から45分まで。

もうすぐ屋久島

宮之浦港に到着

屋久島宮之浦港には12時30分の定刻を少し過ぎてから到着した。路面は濡れているが雨は完全に上がったようだ。自転車を組み立てて港を離れ、自販機でドリンクを補給してから反時計回りに走り始める。目的地の安房までは80kmあるので暗くなる前には到着したい。

宮之浦の市街地を少し離れると人家は無くなり、海沿いのアップダウンをが連なる道となる。道路は2車線が確保され交通量も少ないので快適に走れる。

雨は降らなかったが太陽はほとんど照らなかった

永田の集落を過ぎて西部林道に入ると道幅が1.5〜1車線と狭くなる。標高も次第に上がり始め、さらに猿と鹿が現れ出す。最高標高は300mほどで、ここを過ぎると海岸沿いまでのダウンヒルとなり、しばらくすると道幅も2車線に戻る。

西部林道の道端には草木が生い茂り鬱蒼としている。大きな里芋の葉に似た植物はクワズイモで毒があるらしい

猿はそこらじゅうにいる

鹿もたくさんいる

大川の滝

屋久島の南側は暖かいと聞いたことがあるが確かに北側に比べると気温の上昇を感じる。たんかんが庭先で安く売られているが、1日目から荷物を増やすわけにはいかない。種子島もフルーツが多いので最終日には忘れずに購入しよう。

時間がなくて入れなかった尾之間温泉。地元の人がたくさん入湯に訪れていた

安房のスーパー。食材は豊富な品揃えで夜食とドリンクを購入

ホテルの夕食。この他に飛び魚の唐揚げが付く。いずれも美味しい

空腹を持参した和菓子でごまかしながら進み、17時30分過ぎに宿泊地の屋久島グリーンホテルに到着。自転車は屋内倉庫で預かってもらうことができた。部屋は4Fのシングルルームだが広くて快適。ユニットバスではなく大浴場を使って汗を流す。館内のコインランドリーは洗濯機が1回300円、乾燥機は10分100円で洗剤は無料。20分の乾燥でジャージもビブタイツもほぼ乾いた。ホテルは朝夕食付きで予約しており、感染対策がされたレストランで夕食を摂って就寝する。

ガーミンの記録では、走行距離は80kmで獲得標高は1300m弱と結構登っていた。

2日目 屋久島安房〜種子島西之表

6時過ぎに起床して準備を済ませ、荷物を持って7時からの朝食会場に移動する。朝食は主菜を除いたご飯、味噌汁、副菜、パン、ドリンク、ヨーグルトなどがビュッフェになっている。7時30分にチェックアウト。自転車を屋内保管してくれて感謝。安房からは夜明けの薄暗い中を宮之浦港に向かう。昨日より天気は良くなりそうだ。

朝食をしっかりと摂る

お世話になった屋久島グリーンホテル

2021年3月に就航したフェリー太陽II

船内も新しくてきれい

宮之浦港を出港

8時半ごろに安房から20km離れた宮之浦に到着し屋久島一周100kmを完了した。宮之浦港からは屋久島町営のフェリー太陽IIを利用して種子島に向かう。運賃は1,460円、自転車の料金は340円で輪行せずとも車両甲板にそのまま積載できる。乗船手続きを終え、フェリー後部の入り口から自転車を押し歩きして車両甲板に乗り込み自転車を預ける。フェリーは宮之浦港を定刻に出港した。

フェリーに自転車を載せて屋久島と種子島(その2:種子島縦断)に続く。

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