2018 BRM519 名古屋600 丘と海 -(1/2)

1年ぶり4回目のブルベはRC名古屋主催の BRM519 名古屋600丘と海にエントリー。愛知県豊田市をスタートし、高山、豊田、浜名湖、伊良湖岬と周遊して豊田に戻る600km、獲得標高4000m+のコース。スタート地点にデポした自動車の中での仮眠が可能となるルート。

前日は20時に就寝して1時半に起床し、身支度を整えて2時過ぎに自宅を出発。名神高速から東名高速に入った頃に雨が降り始め、3時半ごろに豊田東ICを降りてスタート地点の柳川瀬公園に着いた頃には本降りとなっていた。X-Rainを見ると雨域は去りそうだったのでしばし車中で休んでいると雨脚が弱くなったので、スタートの支度を始める。

スタート時点のウェアは登山用のメリノウールの長袖アンダーウェアに半袖ジャージ、ショートのビブショーツ、ショートフィンガーのグローブ。装備は前照灯と尾灯を2つずつとヘルメット尾灯。ヘルメットライトは携行し暗くなってから設置することにした。サイクルベースあさひで購入した大型のサドルバックに工具、チューブ、レインウェアや輪行袋などを収納する。ボトルは2本で、サイクルコンピュータはガーミンのEdge510Jでナビも兼ねている。補給食は塩飴、羊羹、ブドウ糖タブレットを適当にバックポケットに突っ込んでおく。

スタート地点に移動するとちょうどブリーフィングは始まるところだった。ルートに特に変更はなく、伊良湖岬でのクイズの内容が発表された。簡単な内容だったが一応メモを取り、ブリーフィング終了後に受付を済ませる。その後検車が始まり、スタートの合図を待つ。

5時50分になったところでスタートの合図が出たので柳川瀬公園を出発する。パラパラと雨が降るがとりあえずはレインウェアは着ずに走り始める。

BRM519 ブリーフィングが始まった

スタート〜PC1

豊田東ICを過ぎてしばらく進んだところで雨脚が強まったのでレインウェアを着込む。上下ともモンベル製品で、パンツは今回初めて使う機会となったサイクリング用のもの。トップスは撥水、防水機能が著しく低下している登山用で、そろそろ買い換え時期になっている。

スマホで雨雲レーダーを見るといずれ雨域は去りそうな気配だが、雨は降ったり止んだりなので蒸し暑いがしばらくは我慢して着たまま進む。国道248号から155号に入り、豊田市内の丘陵地を進んで八草駅前のトイレに立ち寄る。瀬戸市入りしばらく進むと青空が見え始めた。瀬戸焼関係の公共施設前の交差点待ちでレーダーを確認すると雨域が去っていたのでレインウェアを脱いで蒸し暑さから逃れる。

市街地から徐々に離れ始め、若干きつくなったアップダウンをひきつづき進み、多治見市に入る。なお、今回のコースは全く土地勘が無いので、ガーミンの誘導と所々で出会う前走者が頼りになる。

多治見の市街地に入るとほぼ平坦な道になる。多治見ICの前を通り過ぎた先でコンビニに立ち寄っておにぎりとドリンクを補給する。木曽川、飛騨川を越えると国道41号に合流する。交通量は増えるが道幅が広いので、走りにくいことはあまり無さそうだ。コーナーの曲率も大きくきつい勾配の区間もあまり無い、飛騨川に沿った上り基調の快適な道だったが、向かい風の区間だった。途中七宗町を通過するが、ローマ字表記の看板で「ひちそうちょう」との読みを初めて知った。ただ、「S」が頭に付いた看板も見かけたような気がする。

白川のコンビニに設定されたPC1に9時20分ごろに到着すると、RC名古屋の皆さんが待っていてくれた。ドリンクとおにぎりを補給し、暑くなってきたので長袖のインナーを脱いで再スタート。次のPC2までは100kmの長丁場となる。

結構雨が降っていた

ここでレインウェアを脱ぐ

木曽川と飛騨川の合流点

飛騨川の渓谷沿いを進む

PC1〜PC2

飛騨川沿いに走る国道41号は川と同じように蛇行を繰り返しており、方向によって向かい風が強くなったり弱くなったり変化していた。下呂の市街地の手前で県道88号線に左折して国道から一旦離れ、市街地をバイパスする。観光客の多い下呂駅でトイレを使い、駅を過ぎると小さなアップダウンが始まり道も狭くなる。さらに向かい風も強くなり、疲れも出てきたので自販機でコーラを補給して小休止する。気温も高くなってきており、甘い炭酸水が身体に染み込む。

補給を終えて休憩中に通過していったランドヌールの皆さんを追いかけ、国道41号に復帰する小坂の市街地でようやく8人ほどの集団に追いついた。先頭がしばらく同じ方だったので、トンネル迂回のために旧道に入ったところで声をかけて前に出るが、後ろをふりむくとバラバラになっていた。私は勘違いしていたようだ。

空腹になったので久々野のコンビニでバスタを補給して休憩し、今回の最高地点の宮峠を越えると日本海の流域に入る。峠から高山の市街地に下りしばらくすると片側2車線になって交通量も多くなる。国道を右折しJR高山線沿いにしばらく進むみPC2に15時前に到着する。

ホットコーヒーとガムを購入すると、妙齢の女性店員から声をかけられ、利用の御礼と次回は商品やお湯を用意しておくので到着する時間帯や人数を事前に教えて欲しいとの主催者への伝言とオーナーの名刺を預かる。多くの暑苦しく汗臭いランドヌールの中から私に声をかけた事への意味を考えながら熱いコーヒーを飲み、涼しくなってきたのでレッグウォーマー、長袖のアンダーウェアとレインウェアのトップを着込む。

この辺りは白川茶の産地

国道41号をひたすら進む

下呂を通過する

下呂駅で小休止

高山市に入る

宮峠を越える

上枝駅で記念撮影

PC2~PC3

PCを出発した後、コースを外れて高山の市街地に入ってラーメン店を探し、鍛冶橋交差点にあるお店でだいぶ遅い昼食を摂る。注文したのは高山ラーメンの大盛りで、店員さんに聞くと麺が1.5玉になるそうだ。煮干しの出汁が効いたラーメンで、スープの塩分が身体に染み渡り、良い補給だった。

15時30分過ぎにお店を出て高山らしい風景を探すが、いたるところ多くの外国人観光客で賑わっている。街並みや歴史的な風景だけでなく、地元の人たちとの会話や触れ合いも楽しめるような街なのだろう。PC2のコンビニの店員さんも話しやすかったし。

夕刻が近づき交通量の増えた市街地を外れると宮峠にさしかかる。登坂車線の端をゆっくりと登って峠を越えると快適なダウンヒル。ところどころで向かい風や横風になる区間があるものの、基本は追い風に助けられて平均速度を上げる事ができた。

ラーメンで満腹になったおかげで空腹を感じず、下り基調と追い風の助けを得て快調に進む。下呂を通り過ぎて道の駅美濃白川まで休憩は挟まずにノンストップ。だいぶ暗くなってきた頃に道の駅でトイレを使いコーラを補給して小休止。PC3には19時30分ごろに到着した。

遅い昼食で高山ラーメンを補給

朝のニュースで良く中継されるところ

観光客で賑わう陣屋前

下呂駅を通過

PC3〜柳川瀬公園

空腹になったのでカレーヌードル他を補給して再スタートする。すっかり暗くなり交通量も減った国道41号をひたすら南下し続けるが、見るべきことも語るべきこともあまりなく、ひたすらマイルを稼ぐ。左折して国道を外れるが夜のせいか往路で走った覚えが思い出せないような道が続く。といってもところどころ思い出しながら瀬戸市の丘陵を進み、疲れてきたのでコンビニで小休止して甘いコーヒーを補給する。

PC4には24時直前に到着。前走者が1人出発するところだった。夜食を購入し休憩前に効果が出ることを期待してプロテインドリンクを補給する。0時30分前にスタート地点の柳川瀬公園に駐車した車に戻り夜食を食べてからしばし仮眠を摂る。

夜を進む

夜を進む

柳川瀬公園で車中泊

(2/2)に続く。

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