2021 BRM1030 熊本300九州横断 -2021-10-23

約27ヶ月ぶりに300kmブルベに参加した。ランドヌール熊本が主催する熊本を出発し八代海にタッチして九州を横断し延岡で折り返して戻るルートで、HP掲載のRide with gpsでは6,000mの獲得標高だが、やや過大だったようだ。

未明に自宅を自動車で出発し、スタート地点近くのコインパーキングに駐車する。自転車を組み立て6時にスタート地点のコンビニに移動。麦茶を買ってレシートを取得してまだ暗いなかを走り出す。薄手のウィンドブレークの長袖ジャージにロングの春秋用ビブタイツ。朝は少し寒かったのでウィンドブレーカーを重ね着する。

ガーミンを起動して設定したコースを表示させるとcalculation errorとなり現在地は表示するがナビや残り距離が機能しない。さらに心拍計も繋がらず再起動してもセンサーの再接続を試みてもダメ。距離は暗算でなんとかなるが、心拍のログが取れないは残念。

日の出を迎えた

八代海に到達

道の駅はまだ開店していない

携行してきたおにぎりを補給する

熊本市街地は車が多少多かったが、市街地を離れれば減ってくる。八代海に出て7時半過ぎに最初の通過チェックの道の駅不知火に到着する。ここまで下りで追い風もあり快適な道のりだったが、折り返すと弱い向かい風だった。

熊本は石積みの土木構造物が多く残っている

心拍計の電池を交換するため、精密ドライバーをコース沿いのホームセンターで購入する。蓋を開けて電池を交換しても動かず、よく見るとバンドとの接続部分に水が侵入した痕跡が見つかる。心拍計の利用は諦めてあまり頑張らないように注意しながら進むが、だんだん暑くなる。

二つ目の通過チェックの高千穂神社に12時半前に到着する。多くの参拝客がおり観光も増えてきているようだ。高千穂町の市街地を抜けて九州中央道との分岐を過ぎると交通量が減る。国道沿いのコンビニでカレーヌードルとおにぎりで昼食を採り、五ヶ瀬川沿いに標高を下げ、三つ目の通過チェックを13時半頃に通過する。

日之影温泉の苔アート

高千穂から延岡までの随所で高千穂鉄道跡の土木構造物が見られる

日向灘に到着

五ヶ瀬川まで下り高千穂鉄道の遺構を眺めながら川沿いに進むが、延岡まで九州中央道が開通しているのでひたすら交通量は少ない。

延岡市街地を抜けて海沿いに出ると四つ目の通過チェックとなる日向灘沿いの砂丘にある方財小学校の看板に15時過ぎに到着する。八代海からここまでひたすら弱い向かい風だった。砂丘上の公園で少し休憩してから折り返して熊本に戻る。

ホームの残る槇峰駅跡。この辺りで暗くなって前照灯を使い始める

延岡市街地を抜けると徐々に減少し、谷が狭まると車を殆ど見かけなくなる。五つ目の通過チェックの日之影温泉駅には18時前に到着する。だいぶ暗くなったが入湯する人たちが多く賑わっている。

川を離れて国道218号に合流するための登りは少々きつい。ここでドリンクが無くなり自販機で補給し、さらにその先の高千穂のコンビニでチャーハンとワンタンスープで夕食を補給し、最後の登りに備える。九州中央道から流出する車で増えた交通量も高森町に向かう国道325号に右折すると減少する。

宮崎から熊本への県境はループ橋で越える

このトンネルを抜けると後は下り

高森町の夜景。阿蘇山はシルエットのみ

勾配は緩い道をゆっくり登って宮崎県から熊本県に入り、21時過ぎに阿蘇山の外輪山に到達する。トンネルで峠を越えると急な下りとなるが、ルートに指定されている旧道が草が生い茂りカーブが続くので慎重に下る。途中で寒くなりウインドブレーカを着て、最終通過チェックの見晴台駅には21時半に到着する。

見晴台駅の自販機にホットドリンクは売られていなかった。寒いので下り坂でも足を回しながら進んで阿蘇カルデラ内を早々に抜けるが、標高が下がるにつれて暖かくなる。

23時過ぎにゴール。17時間と少しで獲得標高は3,200m強。レシートを取得し車を停めた駐車場に移動してからSMSでゴール連絡を入れて撤収する。主催されたランドヌール熊本の諸方に感謝。

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