鹿児島からフェリーに自転車を載せて喜界島を一周(1/2) -2021-5-29

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喜界島一周 1日目

鹿児島フェリーターミナル〜フェリーあまみ

2021年の梅雨の合間に船中2泊、約39時間の行程で、鹿児島からフェリーで喜界島に渡り自転車で島を一周してきた。フェリーを運航するのは奄美海運で、鹿児島〜喜界〜知名航路には二隻のフェリーが就航しており、金曜日の夕方に鹿児島を出港するフェリーあまみを利用した。

フェリーターミナルは鹿児島本港北埠頭にある。出港1時間前の16時30分頃に到着し自転車を輪行袋に収納してターミナルに入る。初めて使用するPeko氏謹製の軽量輪行袋は大きさが程よく収納しやすい。COVID-19対策のための検温を受けた後に、窓口で乗船手続きを済ませて二等船室の往復運賃を支払う。料金は片道9,220円で復路は1割引、さらに燃料油価格変動調整金420円が往路、復路とも加算される。支払いはカードで済ませた。

乗船開始時刻の17時10分まで待合所で待機。島に戻るらしい高校生の運動部が20人ぐらい、あとは私を含めて一人客ばかりで全部で30人ほどが乗船するらしい。自転車の姿は他にみかけない。

乗船開始を告げるアナウンスが流れ、輪行袋をかついでタラップを上がる。乗船口がある3階の大部屋の二等船室に誘導されたが、場所の指定は無く部屋のどこを使っても良いようだ。輪行袋は階段の下に固定した。2,942トンのフェリーあまみの船内は、沖永良部島や奄美大島に渡った時の船よりもコンパクト。フロントで売っている商品は少ないが、ジュース類、カップ麺、ホットスナック、アイス、おつまみと洗面用具の自販機が設置されている。

自転車で10分ほどのフェリーターミナルに到着

自転車で10分ほどのフェリーターミナルに到着

輪行の準備をはじめる

輪行の準備をはじめる

にっぽん丸が寄港していた

にっぽん丸が寄港していた

乗船がはじまった

乗船がはじまった

まもなく出港

まもなく出港

鹿児島港出港

定刻の17時30分に鹿児島港を出港する。乗客へのアナウンスなどが終わり、フロントが落ち着いたところで自転車の料金を支払う。輪行袋に入れた自転車は受託手荷物扱いになり片道870円が必要だが、船員さんによると6月1日からはこの料金が不要になるそうだ。奄美群島に渡りやすくなるが、次はどこの島へ行こう。ついでに自販機が故障しているためフロントで販売しているビールを購入して、営業を休止しているレストランで持ち込んだ夕食を摂る。高校生たちは勉強をしていた。えらいものだ。ビールは保冷剤がたっぷり詰まったクーラーボックスに入っているので、自販機で売っているものよりも冷えている。

まもなくアナウンスが流れて船室の照明が消灯され、8人のスペースを贅沢に使って眠りにつく。少し暑かったのはお酒のせいかもしれない。

3階にある大きな二等船室を使って自転車は階段の下のスペースに置いた

3階にある大きな二等船室を使って自転車は階段の下のスペースに置いた

ゆったりとした船室内

ゆったりとした船室内

喜界島一周 2日目(その1)

喜界島到着〜自転車で出発

4時に到着を告げるアナウンスが流れ、4時30分に喜界島の湾港に入港。路面が濡れている島に降り立つが雨は降っていない。ほとんどの乗船客が喜界島で降りたようだが、観光らしきひとは見かけない。喜界島から乗船して奄美大島方面に向かう乗船客も10人ほどいた。

フェリー待合所の前で自転車を組み立て5時前に港を出発する。夜のフェリーの出港時間までは長い。まずは海岸線沿いに北に向かう。

喜界島に到着

喜界島に到着

路面は濡れているが雨は降っていない。気温は低いが少し蒸している

路面は濡れているが雨は降っていない。気温は低いが少し蒸している

待合所の前で自転車を組み立てて港を後にする

待合所の前で自転車を組み立てて港を後にする

島を時計回りに北に向かう

島を時計回りに北に向かう

喜界島でもやぎを結構見かける

喜界島でもやぎを結構見かける

「ウリハー」以前使われていた横井戸で、町の史跡になっている

「ウリハー」以前使われていた横井戸で、町の史跡になっている

湧水は結構見られる

湧水は結構見られる

奄美大島を望むことができる

奄美大島を望むことができた

濡れていた路面も次第に乾いたが、うすい雲が空を覆っており太陽は出てこない。日差しは無いが湿度は高いので汗はそれなりに滴り始める。海岸沿いはアップダウンが少なくて走りやすい。

廃校になった旧坂嶺小学校

廃校になった旧坂嶺小学校

東日本大震災の時に漂着してきた船が展示されている

東日本大震災の時に漂着してきた船が展示されている

馬が囲われていた

馬が囲われていた

子午線のモニュメント

子午線のモニュメント

喜界島の海岸は珊瑚岩が多く泳げる場所は少ないようだ。ここは港の中に作られた人工リーフ

喜界島の海岸は珊瑚岩が多く泳げる場所は少ないようだ。ここは港の中に作られた人工リーフ

島の北にあるトンビ崎灯台は、海沿いでなく少し内陸に入った高台にある

島の北にあるトンビ崎灯台は、海沿いでなく少し内陸に入った高台にある

北端〜喜界島一周

島の北を廻り、東側の海岸沿いに南に向かう。雨は降っていないが雲が厚くなった気がする。

巨大らしいソテツ

巨大らしいソテツ

さとうきび畑の中の一本道。島の南東側は海岸近くまで台地が形成されておりがけ様になっている

さとうきび畑の中の一本道。島の南東側は海岸近くまで台地が形成されておりがけ様になっている

ここの集落はシルバーの屋根がつらなっている

ここの集落はシルバーの屋根がつらなっている

喜界島の天然記念物のガジュマル群

喜界島の天然記念物のガジュマル群

ランチメニューのお寿司

ランチメニューのお寿司

昼食〜喜界島2周目

7時間ぐらいかけてゆっくりと時計回りに一周し、港近くにあるお寿司屋さんで昼食を摂る。醤油と味噌汁の塩分が体に心地よい。この辺りは湾という地名だが、港、空港、役場、病院、商店などが集まって市街地を形成している。スーパーマーケット、ドラッグストア、お弁当屋も見かけた。

鹿児島からフェリーで喜界島を一周(2/2)に続く

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