2025年の最初のブルベは岡山県総社市を出発し倉敷まで行ってくる200kmのコース。オダックス近畿が主催で獲得標高が少なくて久しぶりの出走には適当と考えていた。
自宅を未明に自動車で出発し6時過ぎにスタート地点の砂川公園に到着する。スタート時点はそれほど寒さを感じなかったけども冬用のウェアを着込む。ブリーフィングではキューシートが長いとの説明があったが、途中何度が迷ってしまい事前学習の必要性を認識した。
7時に出発して西に向かい通過チェック1に30分ほどで到着するが、ガーミンのナビにうまく表示されない。8時20分ごろに到着した通過チェック2の手前でも道を間違え後続が曲がっていったので戻って後を追う。48.5km地点の通過チェック3な9時半に到着し順調に距離を稼いでいく。弱い雨が降りはじめるが雨具を装着するほどでも無く、時々コースをロストしながら10時30分過ぎに尾道市街地に入る。
尾道の市街地は初めてだが観光客が多い。大林宣彦の映画のロケ地を少しでも見たいが寄り道せずに福本渡船で向島に渡る。この渡船は「転校生」の舞台となった航路だが3月31日に廃止となった。PC1のコンビニには11時過ぎに到着して補給を取るがここまでは順調だったと思う。

渡船から尾道市街地を眺めロケ地らしき場所を探す

戸崎港でフェリーを見送り東に向かって折り返す
島内を進み歌港でフェリーを待つ間に雨脚が強くなってきたので上着のみ雨具を着込む。船内の待合室が暖房が効いており心地良い。気温は朝からほとんど上がっていないようだ。

農道空港の跡地だと思ったが笠岡ふれあい空港としてイベントなどいろいろと使用されているらしい
進路が東に変わると向かい風となり海沿いや開けた道がつらい。ペースが落ち始め通過チェック4を12時半、通過チェック5を13時半、PC2を16時半とブルベの基準ペースを下回りはじめ、PC2から通過チェック6までの19kmは道に迷ってクイズ箇所を見失って1時間40分も費やしてしまった。

備中国分寺。ここでも道に迷った
陽が落ちて暗くなる。観光客で賑わいライトアップされた大原美術館の通過チェック7を19時前に、通過チェック8を19時半ごろ通過し、ここで制限時間に間に合うかどうかのタイムだった。寒かったので補給したかったが前走者が視界に入っていたのでなんとか続いて走り、制限時間の13時間半直前にフィニッシュした。
ブルベカードを提出し豚汁をいただいてから会場を後にするが、寒さと疲れで眠気が強く途中で1時間ほど仮眠を取りつつ移動する。主催のオダックス近畿の皆さんに感謝。尾道も鞆の浦も倉敷も寄らずに補給もコンビニのみだったがこれほどギリギリのタイムなのは初めてだった。体力も忍耐力も落ちているようだ。