フェリーに自転車を載せて隠岐諸島(二日目:西ノ島、知夫里島)-2025-7-5

前日に購入したパンで朝食を摂り6時半過ぎに宿を離れて海岸沿いを少し走り、7時30分発のフェリーどうぜんで西ノ島に向かう。料金は人が300円で自転車が100円、15分弱で西ノ島町の別府港に到着する。

別府港に到着

西ノ島(西ノ島町)

まずは島の南に向かう。別府を離れて西に進みしばらくは二車線の快適な道路が続く。浦郷の集落を過ぎて赤尾展望所の案内看板で右折するときつい登りが始まる。放牧地に入る前には牛の脱走防止のためにグレーチングが設置してあるので自転車を降りて注意して渡る。

放牧地の中に入ると牛が牧草地と道路を問わず闊歩しており牛に近づくのは少し怖い。路上には糞がたくさん落ちていて晴れた日だったので糞が乾燥しており匂いは少ないが、沢沿いなど水が集まるところではタイヤが巻き上げる飛沫に注意が必要。

標高を上げ鬼舞の展望所に近づくと霧の中に入り海は眺められなかった。

この先に赤尾展望所があるのだがちょっと怖くて進めない

放牧地の出入り口にあるグレーチングは牛が渡れない(渡らない)構造らしい

鬼舞展望所はこの先だが牛が怖くて進めない

集落まで山を降りて商店でパンとドリンクを補給してから国賀海岸、摩天崖に向かう。景色が開けて特徴ある地形が眺められる。道は険しく10%前後の勾配を登ると摩天崖の展望台で馬が放牧されている。

国賀海岸の展望台からの眺め

普通に馬が歩いてくる

摩天崖と国賀海岸の間はおすすめのハイキングコース

摩天崖を降りて別府に向かい港の前の飲食店で昼食を摂る。サザエの入ったカレーだった。

1915年に地峡を開削して設けられた船引運河

12時40分に別府港を出港する内航船いそかぜで知夫里島に向かう。料金は300円で乗船時間は17分。高校生がたくさん乗っていたが余裕があったので自転車を載せてもらえた。

来居港を出港する内航船いそかぜ。結構な速度で走る

知夫里島(知夫村)

知夫里島の来居港には14時に到着し、フェリーターミナル前でドリンクを補給して島めぐりを始める。島内の最高地点の赤ハゲ山を目指す。

放牧された牛の密度が高く道路上の糞の堆積も多い

赤ハゲ山展望台は霧の中だった。島内には薄毛という地名もある

風が強く雲も速く流れている。展望台からの眺望は無く自転車が飛ばされそうな風なので慎重に下山する。景勝地の赤壁に向かうが駐車場から1km弱歩く必要があるので、残念ながら今回は見送る。

自転車を降りて牛の間を通過するが緊張する

3時間少々で一周し来居港のフェリーターミナルに戻る。16時40分の島後西郷港行きのフェリーしらしまで島を離れるため、自転車を輪行袋に収納しターミナル2階のロビーで出港を待つ。島前、島後間の二等船室の料金は1,600円で5名が乗船。

後部甲板のベンチに座り別府港を経由して隠岐の島町西郷港には18時35分に到着した。西郷港で輪行を解き近くの民宿まで移動し、再び輪行袋に自転車を入れて屋内に保管させてもらう。

シャワーを浴びてサイクルウェアを洗濯し、西郷の街中の飲食店に入店しお刺身と隠岐そばの夕食を摂る。西郷は飲食店がたくさんあるので予約しなくても大丈夫のようだ。

鯖で出汁を取った温かい蕎麦で、蕎麦粉は10割らしい

西ノ島で50km弱、知夫里島で30km弱のライドで獲得標高は2,000mを超えた。

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