2008 ランタン/ゴサイクンダ・トレッキング (1)からの続き
2日目
2008/7/21 シャブルベシ (1460m) ~ バンブー (1960m) ~ ラマホテル (2340m)
6時に起床し、寝袋をしまい身支度を終えてダイニングに下りる。チベッタンブレッドの朝食を摂り、水筒にお湯を入れ、雨具を着、足下にヒル除けのスプレーを吹いて出発の準備を整える。昨晩約束したポーターが同行しない事になり、ガイドが代わりのポーターを探していたが手配出来ず、3人のポーターで出発することになる。3家族分の荷物を2人のポーターに運んでもらい、6歳児を1人のポーターに、4歳児を1人のガイドに背負ってもらう事になった。
8時25分にシャブルベシを出発。ボテコシ川の吊り橋の手前にあるチェックポストでトレッキング許可証と入園料の領収証のチェックを受ける。吊り橋を渡り、シャブルベシの旧村を通過するとランタン川を渡る吊り橋があり、左岸側に渡り上流に向かって進む。雨期なので数々の花が道沿いに咲いており、自生の大麻草が生えている。
ランタン川はミルクコーヒー色で上流で土砂崩壊が発生している事が伺える。左岸側から流入する支渓では最近発生した土石流や斜面崩壊の跡が確認でき、所々ではトレイルにも水が流れている。パイロ (ホットスプリング・ホテル、地球の歩き方ではLandslide Lodge、1640m) を通過するとランタン川の対岸側の崖にミツバチの巣が確認できた。崖下には蔓が放置されているので、ハニーハンターの使用した物かもしれない。
この辺りでも斜面崩壊が発生しており、その箇所を巻きながら更に進み、バンブー (1960m) に13時に到着。雨期のため閉鎖されているロッジもあるが、1軒だけ営業しているロッジがあり、ここで昼食を摂る。ここでも土石流が発生しており一部のロッジに土砂が到達していた。ミルクティーを飲みながら濡れた雨具と靴下を干し、ヒルの被害を確認すると何人が噛まれてた。ヒル除けスプレーや塩をかけて皮膚から離れさせ、血が出ていれば絆創膏を貼っておく。1時間半かけて出来た昼食を摂り、15時15分に出発。
昼食中は止んでいた雨が、出発する頃になって再び降り始める。バンブーを発つとすぐに一本の渓流を渡るが、ここでも土石流が発生したようだ。木材を2本使った橋を渡り、雨脚が強まる中歩き続けランタン・コーラに架かる吊り橋を右岸側に越える。今にも落石が発生しそうな崩壊地を通り、リムチェを通過するとラマホテル (2340m) に18時10分に到着。ラマホテルでは斜面に沿って何件もロッジがあり、一番下にあるフレンドリー・ゲスト・ハウスに宿泊。
宿の主人からチベッタンティーを頂き、ストーブに火を入れてもらい雨具と濡れた衣服、靴を干す。部屋に荷物を入れて寝袋を広げ、ヒルに被害を受けた箇所の手当をし、ロキシーを飲みながら夕食が出来上がるのを待つ。主人の話では2日前に日本人グループが別の宿に泊まっていったとの事なので、キャンジンゴンパで会えるかもしれない。ダルバートを食べ、21時頃に就寝。