2008 アンナプルナ・ベースキャンプ・トレッキング (2)からの続き
5日目
2008/10/10 ABC~ヒマラヤ~バンブー
標高が高いためか眠りが浅く何度も目が覚める。静かな夜だが時々雪崩の音が遠くから聞こえる。ダイアモックスを服用したためか尿意を感じ、3時頃にトイレのために外に出てみると、雪は止んでいた。星明かりの中に山々が浮かび上がり、息を飲むような景色。朝は晴れそう。
トレッキング客たちが暗いうちから外に出て日の出を待つ。気温は氷点下で、地面には氷が張り軒先にはつららがぶら下がっている。辺りがだんだん明るくなり、アンナプルナIに陽が差し日の出が始まる。やがてアンナプルナ・サウスにも陽があたり、山肌がオレンジ色に輝き、太陽が昇につれて白色に変化する。ロッジの周辺に陽が当たるようになると、逆光の中にマチャプチャレが輝き出す。
日の出時刻の前後から、MBCを朝早く出発してきた人たちが到着し始める。7時を過ぎると下山する人たちが現れ、8時になるとだいぶ人が少なくなる。私たちも8時10分にABCを出発。30分程進むと羊飼いの家族が仮小屋を解体しており、そこに昨日見かけた犬もいた。犬たちは牧羊犬だった。
MBCを9時10分、デオラリを10時25分に通過。11時40分にヒマラヤに到着。往路とは違う山側のロッジでダルバートの昼食を摂り、12時55分に出発。ドバンを14時に通過し、バンブーに14時55分に到着。往路で昼食を摂ったロッジに宿泊。
バンブーはロッジが5軒あり、宿泊客も分散していた。私たちの泊まったロッジも6部屋のあるうち4部屋が埋まったのみで、ダイニングも空いておりゆっくりと過ごす事が出来た。