2015年2回目のブルベはオダックス近畿主催の BRM307近畿300 松阪鬼ヶ城。松阪駅前を午後10時に出発し、熊野市の鬼ヶ城で折り返す獲得標高4284mのコース。
松阪駅隣の駐車場に車を駐め、駅前のスタート地点に行くと十数人の参加者が集合していた。雨天にもかかわらず23人が出走。私も翌日は晴れて暖かいとの天気予報を信じて参加を決断。翌日も雨の予報だったらおそらくDNSしていたと思う。
スタート〜PC2
参加者が少ないので、国道42号線を郊外に進むにつれて離れ離れになる。雨なので車間距離も慎重に確保しつつ進むが、しばらくするとシューズ、グローブが浸水し始める。レインウェアを着込んだが登山用なのでロードには若干使いにくい。特にパンツが下にずれてきてしまうので時々引き上げながら走り続ける。
国道42号線を左に逸れ錦峠を越えて、大紀町錦のコンビニ (56.1km地点)で通過チェックを兼ねて休憩をとる。おにぎりとエナジードリンクを購入し10分ほどで再スタート。
写真を撮りながら紀伊長島の市街地を抜け、名物のループ橋を渡る。国道42号線に復帰したあともひたすら南に向かって進む。他のライダーを見かけることも少なくなってきた。
空腹になったので尾鷲市街地のコンビニ (92km)でカップラーメンとエナジードリンクを補給し20分ほど休憩する。このあと80kmはコンビニが無いので携帯用にカレーパンを購入。
尾鷲の市街地を抜け、熊野道路道路との分岐を過ぎると自動車はほとんど通らなくなる。矢ノ川トンネルへ登る峠を越えて熊野市大泊まで一気に下る。雨はほとんど止んだけれども路面は濡れたままで下りが怖い。
4時過ぎにPC1の鬼ヶ城センター (122.5km) に到着。景勝地だけど暗くて何も見えず、バイクのライトとテールランプだけが光る。7〜8人が休憩中でドロップバッグを受け取って着替えている参加者もいた。有人チェックなのでブルベカードにサインをもらい、ミニ羊羹を補給して再スタートする。
国道311号線に入る頃に空が晴れ月が見え始めた。薄明かりの中海岸沿いの細かなアップダウンを繰り返すが、早朝なので車の通行はほとんど無い。尾鷲市北輪内の郵便局 (155.3km) で通過チェックのためのハガキを投函する。国道42号に合流する直前の国道311号線の峠がきつく、ミニ羊羹を補給しながらなんとか登る。峠のトンネルで眠気を感じ始めるが、補給が足りなかったのだろうか。
尾鷲市街地のコンビニ (174km)で約30分と長めの休憩を取りながら、スパゲティとスポーツドリンクとミニ羊羹を補給する。食欲は十分あるので安心した。路面も乾き始めたのでレインウェアのパンツを脱いで再スタートするが、足も軽くなり少し疲労が回復した感じ。
PC2の錦のコンビニ (210.9km) で二人の先行者と合流できた。20分ぐらい休憩しパンと水を補給し、歯を磨く。暑くなってきたのでレインウェアのジャケットも脱ぐ。先行する二人はすでに出発し、再び独行。
PC2〜ゴール
国道260号線に入り海岸線の細かなアップダウンを繰り返す。南伊勢町の河村瑞賢公園では早咲きの桜が咲いていたが、だいぶ暑さを感じるようになってきた。
PC3の南伊勢町のコンビニ (256.5km)に到着するとほぼ同時に先行するライダーが出発。ここでもスパゲティ、エナジードリンク、スポーツドリンクを補給した。食欲は衰えていないけどだいぶ疲れてきた。20分ほど休憩したけど他の参加者には会えなかった。
狭い剣峠を越えて伊勢市に抜ける。峠頂上の碑で通過チェックのために写真を撮影する。幅員が狭く、落石、落葉や枝が多いので慎重に通過。下りでも速度を上げることができない。
峠を越えて五十鈴川の源流沿いに下ると伊勢神宮内宮のすぐそばに出る。天気も良くたくさんの参拝者が見えた。ここからゴールまでほぼフラット。外宮前を通過して伊勢街道、旧伊勢街道を経由して松阪市垣鼻町のコンビニにゴールした。
坂内川スポーツ公園武道場に移動してブルベカードの確認、提出、オダックス近畿オリジナルのピンバッジを購入する。今回も面白いコースを考案、運営していただいたオダックス近畿の今野さんに感謝。
公式記録は17時間25分。ガーミンの気圧計が不調で高度の記録がおかしくなっている。