2日目

2010/12/27　パクディン ～ ナムチェ・バザール (3440m)

6時30分に起床し、7時にパンとチベタン・シチューの朝食を食べ、8時10分にホテルを出発。パクディンの市街地を過ぎドゥドゥ・コシ川を右岸に渡り、川沿いの道を上流に向かって進む。陽が射さない朝の気温は氷点下で、ザックに縛っていた濡れたタオルが凍る。陽が射すと暖かくなり、上着も必要なくなるほど。再びドゥドゥ・コシ川を左岸に渡って、モンジョを過ぎるとエベレスト地域に入るトレッカーのチェックポストがある。事前にTIMSを取得していなかったので、その場で手続きをし、TIMS用のUS20$と入域料の1,000Rs.を支払い、確認のスタンプを受ける。

チェックポストでの手続きを終え、ドゥドゥ・コシ川を右岸に渡り、ジョルサレに11時40分に到着。レストランでダルバートの昼食を食べ、12時20分に出発。ジョルサレにある軍のチェックポストでチェックを受けるが、これ以降ナムチェ・バザールまでは人家がほとんど無くなる。ドゥドゥ・コシ川を左岸に渡り、高い位置にある吊り橋で右岸に戻ると、ナムチェ・バザール手前の急な坂が始まる。2800m付近から600mを登るこの上りは高山病の症状が現れやすく、パクディンから前後して歩いていた豪州のグループには、ガイドに支えながら歩く男性がいた。私たちも休憩を多く挟みながらゆっくりと登り続ける

坂の途中に広場があり、地元の女性がオレンジを売っている。ここからはエベレストを望むことができ、休憩ポイントとなっている。ここは坂の半分を超えたところで、ナムチェ・バザールまでもう少し。疲れて歩の遅くなった子供を励ましながら、ゆっくりと登り続け、ナムチェ・バザールの入口にあるチェックポストで警官からチェックを受け、村の中心部には15時40分に到着。日も陰り始め、気温が下がりだして寒い。

ナムチェ・バザールでの宿となったヒマラヤン・ロッジもポーターの知るホテルで、宿泊客は私たちだけ。シーズンオフのためコックもいないが、留守番の女性従業員が料理をしてくれる。日が落ちて寒くなったダイニングで、薪ストーブの周りに椅子を並べて暖まりながら、18時30分にフライドライスやポテトフライなどの夕食。夕食を作り終えたホテルの従業員もストーブの周りに集まり、一緒に暖まる。夜から子供に高山病の軽い症状が出始め、20時30分頃に就寝。